体型は遺伝する?肥満の原因や遺伝子の影響、痩せる方法を徹底解説

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「体型は遺伝するの?」
「親が太っていれば太りやすくなるの?」

など、体型の遺伝について気になる方は多いでしょう。

実際に、太りやすさや肥満体型の原因として、遺伝が影響を及ぼすことはあるのでしょうか。

本記事では、遺伝と肥満体型の関係両親の体型に似たくない時の対処方法を解説します。

親が太っているからと諦める前に、ぜひこの記事を読んでください。

遺伝子が肥満体型に与える影響は3割程度!

肥満体型や太りやすさに遺伝子が影響を与えているのは、全体の25%程度といわれています。
具体的には、基礎代謝を下げる複数の遺伝子が重なることで、太りやすい体型になる方が多いそうです。

遺伝が影響で基礎代謝が人よりも低ければ、消費カロリーが下がるため、脂肪も蓄積されやすくなります。

一方で肥満体型の要因のうち75%は、普段の食生活・運動習慣・精神的なストレスなどの環境因子だといわれています。

参考:日本肥満学会コラム 

親が太っていれば「太りやすい」から要注意

繰り返しになりますが、肥満体型や太りやすさに遺伝子が影響を与えているのは、全体の25%程度です。

それ以外の75%は、食事や運動、ストレスなどさまざまな環境因子が体型に影響を及ぼしています。

ですが、環境因子ももちろん親の影響を受けます
つまり、遺伝子に関わらず親が太っていれば「太りやすい」ということ。

親がジャンクフード好きでいつも一緒に食べていたり、休日は家でゴロゴロしていたりと「摂取カロリーが多く消費カロリーが少ない」生活を送っていれば、子供も太りやすくなるのは当然ですよね。

大人になっても食の好みや生活の価値観などは変わりにくいため、たとえ肥満の遺伝子を引き継いでいなかったとしても、太らないように生活習慣を整える必要があるでしょう。

両親に似たくない!痩せたいなら生活習慣を改善するべし!

太りやすい遺伝子をもっていたとしても、食事や運動などの生活習慣に気をつけていれば肥満体型を予防することができます

逆に、遺伝子的に太りにくい身体であったとしても、生活習慣が乱れていれば太りやすくなります。

次の5つを参考に日々の生活を改善し、無駄な体脂肪を減らしていきましょう。

  1. 嗜好品(菓子類・アルコール類)は控える
  2. よく噛んで食べる
  3. 体を動かす習慣をつける
  4. 食事のバランスを整える
  5. 有酸素運度・筋トレをする

1→5の順で優先度が下がります。まずは1だけでもトライしてみてください。

1.嗜好品(菓子類・アルコール類)は控える

嗜好品の摂り過ぎは確実に体脂肪が増加します。今、毎日のように「お菓子」「スイーツ」「お酒」を摂取しているのであれば、週に1回程度に減らしましょう

お菓子やお酒はカロリー・糖質・脂質が多いです。肝臓や腸に負担が大きく、幼い頃は大丈夫でも、代謝が低下してくる30代あたりから肥満体型に近づいていきます。

遺伝による体型の崩れを避けたいのであれば、何かを頑張ったときのご褒美にしましょう。

そうすれば、いくつになっても美味しくお酒やお菓子を楽しめます。

2.よく噛んで食べる

よく噛んで食べることも意識します。よく噛むことで満腹中枢が働き、適量の食事でも満足できるようになるからです。

また、成人後に太る方の多くが「早食い」であるといわれています。早食いは食べ過ぎて太るだけでなく、血糖値を急激に上昇させて体脂肪を溜め込みやすくなり、肥満のリスクを高めるのです。

食事バランスを整えるなど難しいことを始める前に、まずはいつもの食事をよく噛むことを意識してみてください。

3.身体を動かす習慣をつける

身体を動かす習慣をつけることも大切です。何か特別な運動をしなくとも、料理・家事・買い物・子供の相手など、身体を動かす機会はたくさんあります。

両親の影響で、食事の後は寝転がりながらテレビを見る癖がありませんか?

そのままウトウト1時間ほど眠ってしまう…なんて話を、筆者自身も肥満に悩む患者様からよく伺います

ゴロゴロするのは掃除や運動など、全てを終わらしてからのご褒美にしましょう。

4.食事のバランスを整える

もう少し頑張ってみる気持ちが湧いてきたら、食事のバランスを整えてみましょう

ポイントは3つです。

  • 毎食たっぷりの野菜やきのこを食べる
  • 肉、魚、大豆製品、卵から満遍なくタンパク質をとる
  • 主食は一人前でセーブする

何か固定の食材を食べ続けるのではなく、いろいろな食材を取り入れるようにすると自然に栄養バランスが良くなります。

また主食の摂り過ぎは太りやすいので、適量を意識したいですね。

5.有酸素運度・筋トレをする

身体を動かすことが楽しくなってきたら、有酸素運動や筋トレなど本格的な運動も始めると良いですね。

有酸素運動で体脂肪を燃やして筋トレで筋肉量を増やせば、遺伝子に関わらず、太りにくい身体をつくれます。

おすすめの有酸素運動はウォーキングやジョギング、サイクリングです。筋トレはスクワットやクランチなど一般的なものでOK。

1日30分程度を目安に運動の習慣をつけていきましょう。

まとめ

体型は遺伝による影響を25%ほど受けます。残りの75%は、生まれ育った環境や現在の食事内容が原因です。

また今は太っていないとしても、両親が太っている場合はあなたも今後太る可能性があります。

「両親のように太りたくない」と思うのであれば、食事の食べ方や間食・お酒との付き合い方・家での過ごし方などを改善してみましょう。

余裕があれば、宅トレをしたり、ジムに通ったりと積極的に運動するのがおすすめです。

あなたの工夫次第で遺伝子の影響に関わらず身体は絞れます。頑張ってください。

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