白米、お肉、ついついたくさん食べてしまうこともありますよね。
その結果、気づけば「ぽっこりお腹になっていた」「下半身が太くなっていた」など体型の悩みを抱えてしまうことにも。。。
ご存知のとおり、白米は糖質、お肉は脂質。摂りすぎると肥満の大きな原因となりますが、糖質太りと脂質太りで体型の特徴やダイエット法に違いがでてきます。
そんな糖質太りタイプと脂質太りタイプの違いについて、解説していきます。
糖質太り・脂質太りの特徴とは?自分のタイプを見極めよう
まずは、糖質太りタイプと脂質太りタイプの特徴や原因をみていきましょう。
糖質太りタイプとは?
糖質太りタイプは、お腹を中心に身体全体に脂肪がついているのが特徴です。
白米・パン・ラーメン・スイーツなどの糖質が多いものを摂取し過ぎると、脳や筋肉のエネルギーとして使いきれなかった糖が脂肪として体内に蓄積されます。
また、血糖値が急激に上昇することにより、インスリンが分泌してさらに脂肪が蓄積されやすくなってしまいます。
以下に当てはまる方は、要注意でしょう。
- ご飯はいつも大盛り
- ラーメンにライスもプラスする
- ランチは手取り早いラーメンやうどん、パスタで済ます
- コーヒーや紅茶には砂糖を入れる
- 炭酸飲料や甘いジュースをほぼ毎日飲む
- 食後のスイーツや間食をほぼ毎日食べる
- 口寂しくなるとあめ玉やガムを食べることが多い
どんぶりやラーメン、パスタなどだけで食事を済ましてしまう方も多く、栄養不足に陥りやすいことも糖質太りタイプの特徴です。
脂質太りタイプとは?
脂質太りタイプは、皮下脂肪が多く、上半身よりも下半身が太りやすくガッチリしているのが特徴です。
揚げ物やスナック菓子などの脂質の摂りすぎにより、余分な脂質が皮下脂肪となって溜まりやすくなります。
また、脂質はカロリーが高いため、運動量が少ないとどんどん余分なカロリーが脂肪として蓄積されてしまいます。
以下に当てはまる方は、要注意でしょう。
- 唐揚げ・カツなどの揚げ物が好き
- バラ肉・ベーコン・ウインナーなどの加工肉を食べることが多い
- マカロニサラダやタルタルソースなどのマヨネーズを使ったものが好き
- 間食にスナック菓子を食べる
- 惣菜やお弁当を買って食べることが多い
- 主食よりもおかずの量が多い
糖質太りタイプと脂質太りタイプの方で、体型や生活習慣に特徴があることがわかりました。
自分がどちらのタイプの体型か、判断できましたか?
どちらのタイプかによって、ダイエットのアプローチ方法も変わります。
例えば、脂質太りタイプの方が、糖質制限をして脂身などは気にせずお肉をたくさん食べていれば効果は出ませんよね。
間違ったダイエット法をすると、せっかく頑張っていると思っても体型に成果は現れず、悲しい事態になってしまいます。
そうならないためにも、糖質太りと脂質太りのタイプ別のダイエット法を理解しましょう。
糖質太りタイプのダイエット法
糖質太りタイプの方は、普段食べている糖質の量を見直し、適正量に制限しましょう。
糖質量を控えると、血糖値の急激な上昇と脂肪の蓄積を抑制し、糖質をもれなくエネルギー源として代謝することができます。
糖質は人間の重要なエネルギー源であるため、極端に制限してしまうのはNGです。
そのため、1食で摂取する糖質量を20g〜40g程度に抑える「ロカボ」を取り入れると効果的でしょう。
以下は主な食品100gあたりの糖質含有量の目安です。
糖質量を考える際の参考にしてください。
- ご飯:36.8g
- 食パン:44.4g
- うどん(ゆで):21.3g
- 中華麺(ゆで):29.3g
- さつまいも:29.2g
- ビール:3.1g
ご飯・パン・麺類などの主食、甘いスイーツ以外にも注意が必要なのが、アルコールです。特に、日本酒は1合(180ml)で約8g、ビールは1缶(350ml)で約10gの糖質が含まれます。
食事と一緒に摂取する場合は注意しましょう。
脂質太りタイプのダイエット法
脂質太りタイプの方は、脂質が多く含まれる肉の脂身・加工肉・揚げ物等を控え、オリーブオイルなどの良質な脂質を取るようにしましょう。
脂質の摂取量を控えることで、効率よく摂取カロリーをカットでき、皮下脂肪の蓄積を防止できます。
糖質と同様に脂質も制限しすぎはNGです。肌にハリツヤがなくなったり、便秘の原因になるおそれがあります。
魚・ナッツ・オリーブオイルなどから良質な油を適量摂取すれば、コレステロール値を下げる効果や代謝の促進効果などが期待でき、生活習慣病の予防になるためおすすめです。
その他、低脂質で栄養価が高いおすすめの食材例として、たまご・レバー・納豆などが挙げられます。
これらは低脂質・低カロリーなうえにタンパク質や鉄分などの栄養素が豊富です。
とはいえ、いくら低脂質・低カロリーだからといって、摂りすぎは太る原因となるので気をつけてくださいね。
まとめ
この記事では、糖質太りタイプと脂質太りタイプの特徴や原因、ダイエット法をご紹介しました。
糖質も脂質も、他の栄養素もですが、摂取のしすぎは健康を害してしまうおそれがあります。
ダイエットのためには適正量以下に控え、脂質や糖質で太りやすくなっている身体を改善する必要があります。
また、生活習慣病のリスクを減らすためにも今から対策を行い、将来を見据えて健康的で美しい身体を目指していきましょう。